セッティングの重要性
前回の続き。
ふたつめの話はセッティングの重要性についてです。
何度か書いてますが、窓拭きの仕事においては、「デキる奴=速い奴」という風潮があります。
カッパキの速さもさることながら、1番速さにこだわるところは、やっぱりロープだと思うんです。
ロープが速い=仕事が速い=デキる
こんな図式ですね。
実際に誰かと並んでロープを降りれば、その人の技量、自分との腕の差はすぐに分かります。1、2本で十分ですね。
では、ロープの速さを決める要素とは何なのでしょうか。
私は3つあると考えています。
セッティング。カッパキ。振り幅。
この3つです。
で、全体を100としたときの、それぞれの重要度はというと。
セッティング50、カッパキ25、振り幅25
になります。
つまりロープの速さの半分はセッティングで決まるわけです。そのくらいセッティングは重要だし、大事。
実際にロープ作業をしているとき、カッパいてる時間なんて、そんなに長くありません。(連窓は除く)
屋上への昇り降りや、セッティングの方が長かったりもするくらいです。
セッティングに10分かけて、降りるのは5分、なんてことも良くありますよね。
もちろんカッパキが速いに越したことはありません。ですが、ロープではそこまで重要ではないということです。
(実際にお金が発生のは、カッパキに対してなんですけどね笑)
振り幅についても同様です。
以前吸盤のエントリでも書きましたが、振り幅が小さいよりは大きいほど、1度にできる作業量は多くなります。
また、セッティングの位置にそこまでこだわらなくていい、というのもありますね。ジャストの位置ではなく、少々ファジーでも許される、許容範囲が広いってことです。
ただ、振るっていっても限界がありますし、振り幅で差をつけられない現場も多いわけです。だから重要度はカッパキと同じです。
ロープにおいて1番重要なのはセッティング
ふたつめは、こういう話でした。
次回から具体的な話に移ります。ではまた。