ホーリーの窓拭き日記

窓拭き会社社長による、窓拭きブログです。

自分の身は自分で守る

 

韓国船の沈没事故がありましたね。この事故は実に痛ましい事故です。修学旅行中の高校生たち、その多くが亡くなりました。船内放送を信じて、じっと船内に残っていた学生たち。遺体で発見された時、船内から必死に脱出しようともがいたのか、爪が無い子もいたとか。いや、考えるだけで心が痛い。。

この先自分が死ぬときも、溺死だけは嫌です。あんなに苦しい死に方はないでしょう。迫り来る水に怯えながら、もがき苦しんで死ぬ。そんな溺死は最悪です。しかし多くの命が、そんな最悪の形で失われてしまいました。

そして何より可哀想なのが、亡くなった遺族のご両親です。我が子が乗ったまま沈没して浮く船、その船をじっと見ているしかない親の心境は、、、生き地獄としか言いようがありません。もし自分がその立場だったらと思うと、胸が張り裂けそうです。

この韓国船の事故、船内で待機するように言った船員、及び船長が悪いのは間違いありませんが、それを言っても始まりません。この事故から学ぶこと、そのひとつは”自分の身は自分で守る”でしょう。

極限の状況下において、他人の判断を信じるか信じないか、その辺もひっくるめて自分で考えないといけません。行動を起こすのは自分ですから。

たらればの話ですが、船員の指示を無視して外に飛び出せば、おそらくほとんどの人が助かったと思います。いつだって決断するのは自分なんです。自分の身は自分で守るしかありません。

 

これは窓拭きも同じですね。最終的に自分の身は自分で守るしかありません。他人のセッティングを信用しないこと、他人が大丈夫だと言う取元でもしっかりと確認すること、などなど。自分の身は自分で守りましょう。

10代の頃、「これは危ないから出来ない」なんていうガラス屋を鼻で笑ってました。「ガラス屋は危ないところやってなんぼだろ」そんな風に思ってたんですけど、これは完全に間違いです。

他人が大丈夫、もしくは、どうしてもやってほしいと言う作業でも、自分が危ないと思ったら即断りましょう。

窓拭きごときでリスクを取る必要は全くないんです。

 

P.S.

ときどき工事現場のメットに、”自分の身は自分で守ります”って書いてあるんですけど、あれには違和感を覚えます。なんか安全対策ゼロな気がしちゃって(笑)

個人任せかよ!なんてツッコミたくなるのは、私だけでしょうか?