五十六式第二波
前回の続き。
では、具体的な方法をお教えします。
単純に名言をそのまま実行するだけですけどね。
① やってみせ
元請けさん、まずはガラス屋にお手本を見せましょう。
自分でセッティングして、ロープ降りましょう。
② 言って聞かせて
安全なセッティングの仕方、ロープのテクニック的なことを教えましょう。
先にやってみせることで、ここでの説得力がグンと上がります。
③ させてみせ
自分がやったように、相手のガラス屋にもロープを降りてもらいます。
④ ほめてやらねば
多分、いきなり自分と同じようには出来ないと思うんです。そんなときに怒っちゃだめ。まずは褒めて、その後に問題点を指摘しましょう。
「いいね!凄くいいよ!ただ、この1点だけ気を付けようか?」
こうやって言えば、相手も悪い気はしません。頭ごなしにいうと、相手のやる気を削ぎますからね。
⑤ 人は動かじ
この①〜④の手順を踏んで、やっと人は動いてくれます。逆に言えば、この手順を踏まないと動いてはくれません。
もちろん、朝の一瞬だけ付き合うってのもダメ。
一日通して一緒にやらないと、説得力が生まれません。
「こんなやり方じゃ終わらないよ」
なんて思われちゃいますからね。
☆☆☆
ガラス屋の安全教育に悩んでる元請けの皆さん、いかがでしたでしょうか?
これを徹底すれば、必ず相手に伝わりますよ。
え?なんですって?
やってみせることができない?
そりゃダメだよwww
無理無理。
絶対伝わらないよ。そんなの。