ロープ
ロープの話。
プロが使ってるロープって、ざっくり二種類に分かれると思います。
太ロープかザイルか。
私の会社では、太ロープを採用しています。
具体的に言うと、「加藤商店のポリエチレンロープ18mm(グレー)」です。
(グレーはハードタイプ、緑はソフトタイプって分かれてますよね?確か)

(これが実物)
ちなみに補助は同じロープの16mm。

☆☆☆
最近はザイルを使う同業者も多いですが、私というか私の会社では、ザイルを採用してません。

(ザイル)
費用対効果のバランスがその理由ですね。
ザイルの価格は太ロープの1.5倍くらいです。その他カラビナやスリング、下降器も合わせると、購入時、太ロープの2倍近い経費が掛かります。
その割には作業効率が向上しないんですよね。
(むしろ遅いかもw)
だから採用していません。
太ロープの方がラフに扱えるというのも、大事なポイントですね。
山登りのことは知りませんが、ビルの窓拭きをする場合、多少なりともラフに扱えた方が、なにかと都合がいいんです。
ザイルはデリケート過ぎます。
以上の理由から、私の会社ではザイルを採用していません。
ただもちろんですが、ザイルを使う同業者を否定することはしません。
ザイルにはザイルの良さもありますし、100mロープなら、ザイルの方がいいですよね。
☆☆☆
18mmの太ロープを採用している理由ですが。
「16mmでは心細い」
「シャックルとの相性」
このふたつです。
ラフに扱えるって良さが、16mmだと存分に発揮されないんですよね。だから18mmを選びます。
もうひとつの「シャックルとの相性」ですが。
私は基本的に「の」の字ではなく、そこから半回転させた「8」の字で降りてます。

(のの字)

(8の字)
この8の字と相性がいいのが18mmってわけです。
詳しくは「シャックル」ってタイトルでいずれ書きますので、そのときにでも。
以上「ロープ」のエントリでした。
参考になれば幸いです。