ホーリーの窓拭き日記

窓拭き会社社長による、窓拭きブログです。

安全とお金

どうも~ホーリーです。

 

今回のテーマは「安全とお金」です。

 

昨今安全である事が強く叫ばれていますよね。食に始まり、住居、交通、もちろん原発などのエネルギーも。

 

しかし当たり前といえば当たり前のことですが、安全にはお金がかかります。

 

国内の安全な食品は外国産に比べて値段が高いです。セキュリティが完備されたマンションは、そうでないマンションに比べて家賃が高いです。セコムなどの警備会社も、もちろん有料です。運転手が一人しかつかない夜行バスよりも、二人つく夜行バスの方が交通費が高いです。

 

これらの事からも分かる通り、基本的に安全はお金で買うものなのです。

 

 

さて、私がいる窓拭き業界も、多分に漏れず安全が叫ばれています。

もともと危険な作業なので安全が叫ばれるのは当然の事ですが、そのための費用が出ていないのが現状です。

 

お金をかけなくても出来る安全対策はもちろんあります。心掛けなど、ちょっと朝礼などで時間をとれば出来る対策です。

ですが根本的な所では、やはりお金がないと安全対策は行えません。

 

例えばゴンドラやロープを使ってビルの外側の窓を拭く場合、下に地上監視員を配置することで、より通行人の方々の安全を守る事が出来ます。もちろん作業員にアクシデントがあった時もすぐに対応する事が出来ます。

 

この地上監視員はもちろんボランティアではありません。自社で用意するにせよ、警備会社に発注するにせよ、そこには人件費がかかります。

 

しかし現実的には、予算がでていないため地上監視員を配置せずに作業する事も少なくありません。

これが窓拭き業者の現実です。

 

 

窓拭き業者に仕事を発注して下さるお客様、安全を強く求められるのはごもっともです。ですが、安全にはお金がかかる。この事だけは、どうかご理解下さいますよう、お願い申し上げます。