ホーリーの窓拭き日記

窓拭き会社社長による、窓拭きブログです。

引け、引けーい!

熱が出ていたとき、ぼーーーんやりと考えていた話。

 
ぼーーーんやりと聞いてください。
 
 
思うに、ガラス屋に必要な能力は、引く能力ではないでしょうか?
 
汚れを落とすって行為も、言うなれば引く行為ですよね。出来るだけゼロ、綺麗な状態に近付けるっていう。
 
作業のやり方を考えてもそうです。効率を上げるため、無駄を省く、無駄を引くってことが大切です。
 
汚れを落とす(引く)こと。作業の無駄を省く(引く)こと。
 
このふたつの「引く能力」、これがガラス屋に必要な能力ではないでしょうか。
 
 
☆☆☆
 
 
まずは汚れを落とす(引く)話から。
 
ガラス屋の仕事は窓を綺麗にすること、汚れを落とすことなのですが、この汚れってやつは、ゼロにはなりません。新品同様にはならないのです。
 
限りなくゼロに近付ける努力はするべきですが、現実的にはどこかで線を引く必要があります。どこまで落とすか(引くか)ってことです。
 
この線引きは、全てのガラスに共通のものではなく、ケースバイケースになるのが普通でしょう。
 
この線引きを上手く出来るのが上級者ですね。
 
不必要にゼロに近付けないって感じというか、そこそんなに引くんなら他のとこ引いた方がいいでしょ、って感じです。
 
 
☆☆☆
 
 
はい。汚れの話はどうしても抽象的になっちゃいますね。だからもうおしまい。次に行きます。
 
次は作業効率、無駄を省く(引く)って話。
 
このブログでは常々言ってきてますが、作業効率を上げる、仕事を速くするためには、無駄を省く(引く)ことが何より大切です。
 
よくありがちな勘違いは、作業効率を上げようとするあまり、余計な道具を足してしまうことです。
 
このショートポールあった方が便利かな?カラビナをもっと持って行こう。スリングも数本は必要だ。
 
ケースバイケースですが、ほとんどの場合、こんな風に足す道具は不要です。フットワークが鈍くなるだけでしょう。
 
また、遅い人ほど、腰の周りにいらない道具を付けています。あれは無意味どころか、ジャラジャラうるさいので迷惑です。自分の位置情報を音で知らせているとしか思えません。
 
その腰の周りにある道具は、あなたの作業効率を高めてますか?普段頻繁に使ってますか?
 
今一度、自分に問いかけてみてください。
 
 
☆☆☆
 
 
普段から引くことを意識すれば、ガラス屋としてのレベルは確実に上がります。
 
まあ、どのくらい上がるのかは知りませんけど笑
 
 
ではまた。